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ウェットスーツの正しい洗い方と保管方法・海外の収納アイデア

ウェットスーツは高性能な防寒・保護ギア。
長く快適に使うためには、洗浄・乾燥・保管の各工程を正しく行うことが欠かせません。
ここでは「ウェットスーツの正しい保管方法」を、使用直後からオフシーズンまで順を追って解説します。海外での収納アイデアもまとめましたのでぜひご覧ください。

ふき子さん

海外のウェットスーツ収納アイデアも紹介しますよ!

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沖縄の海は一年中温暖ですが、ウェットスーツを着る時期は人によってかなり違います。そこで今回、「沖縄でウェットスーツはいつからいつまで着る?」というアンケートを実施しました。
https://ls-forum.jp/wetsuit-season-okinawa/

本ページの目次

ウェットスーツ 正しい洗い方・保管方法

ウェットスーツの正しい洗い方と保管方法のうち、①シーズン中の比較的簡易なものと、②シーズンオフ前の長期保管を前提としたケア方法を紹介します。

◇参考動画

◇動画に登場したアイテム

①使用後すぐの洗浄(シーズン中の普段のケア)

夏の海

ウェットスーツは使った直後のケアが寿命を大きく左右します。

  1. できるだけ早く、真水またはぬるま湯(30〜40℃未満)で全体をすすぎ、塩や砂を落とす。
  2. 浴槽やタライに浸けて、やさしく押し洗い。こすったり踏んだりは厳禁。
  3. 数回に一度はウェットスーツ専用シャンプーで洗浄(中性・漂白剤不可)。
  4. 洗剤を使った場合は、泡が消えるまで丁寧にすすぐ。
  5. 風通しの良い日陰で干し、ハンガーのままで保管するのが基本

乾燥の順序と環境

乾燥は「内側優先」が鉄則です。

  1. 風通しの良い日陰で干す(直射日光・乾燥機・ヒーターは避ける)。
  2. 裏返して内側から乾燥。内側は水分が多く雑菌繁殖のリスクが高い。
  3. 内側が乾いたら表に戻し、外側を乾燥。長時間の裏返しは型崩れの原因。
  4. ねじって絞らず、手で軽く押して水分を抜く。

やってはいけない保管・ケア

  • 濡れたまま車やバッグに放置
  • 直射日光や熱風、熱湯での乾燥
  • 折りたたみ保管・細いハンガー使用
  • 洗濯機・漂白剤・強アルカリ洗剤の使用
  • 半乾きで収納

②オフシーズン前の最終ケア

秋の海

長期保管前は「いつもより丁寧に」がポイントです。

  1. 内外とも専用シャンプーで徹底洗浄し、塩分・皮脂・雑菌を完全除去。
  2. 専用コンディショナーでしなやかさを維持。
  3. 完全に乾燥させ、幅広ハンガー+通気性カバーで保管。
  4. 縫い目や表面に傷がないか点検し、軽微な破れは専用接着剤で補修。

収納前のチェックリスト

  • 塩・砂・皮脂は完全に落ちたか
  • 内側→外側の順で完全乾燥したか
  • 幅広ハンガーで吊っているか
  • 直射日光・高温多湿を避けた場所か
  • (ジャージ)ベルクロは留めたか/(スキン)面同士の癒着対策は済んだか

この流れを習慣化することで、ウェットスーツは何シーズンも高性能を維持できます。
次の海や川での快適な時間のために、今日のひと手間を大切にしましょう。

ハンガーの選び方

  • 幅広で肩の形を再現した専用ハンガーを使用。細いハンガーは気泡を潰す原因。
  • ファスナー付きは閉じて形状を保つ。
  • 専用がなければ太いハンガーにタオルを巻いて厚みを作る。

保管時の環境づくり

◇場所をとらないスリムタイプのハンガーラックもおすすめ

  • 折りたたまず、必ず吊るして保管。
  • 涼しく暗く乾燥した、換気の良い場所に置く。
  • 通気性のあるカバーでホコリや引っかかりから守る。

ウェットスーツ素材別の注意点

波待ちをするサーファー
ウェットスーツには主にラバー素材・ジャージ素材があります。
素材により特性や扱い方が異なりますので注意しましょう。

ラバー素材(スキン・ネオプレーン)の扱い方

  • 乾きが速いが傷つきやすい。扱う際は指の腹を使う。
  • 面同士の癒着を防ぐため、腕が胴体に押し付けられない吊り方に。
  • 高温に弱く、車内放置は厳禁。

ジャージ素材の扱い方

  • 耐久性は高いが乾きに時間がかかるため、内側乾燥を徹底。
  • ベルクロは必ず受け面に留める。
  • 湿度が高い場所では除湿機や除湿剤を利用。

海外のウェットスーツ収納アイデア

海外のサーファーたちは、ウェットスーツの収納にもこだわりを持っています。限られたスペースを有効活用しつつ、見た目もおしゃれに仕上げるアイデアは、日本でも参考になるものばかり。ここでは、Pinterestなどで見つけた海外のウェットスーツ収納実例を3つご紹介します。

サーフボードとともに見せる収納

サーフボードラックとウェットスーツ並べた魅せる収納

画像:pinterest.com

海外ではウェットスーツをサーフボードと同じスペースにディスプレイ感覚で収納するスタイルが人気です。壁面にラックやフックを設置し、ボードの横にウェットスーツを吊るすことで、ガレージやリビングが一気にサーフショップのような雰囲気に。インテリアの一部として楽しめるだけでなく、通気性も確保できるため、カビや臭いの防止にもつながります。

ポイントは、ハンガーを幅広タイプにして肩の型崩れを防ぐことと、直射日光の当たらない場所を選ぶこと。見せる収納だからこそ、きちんと乾かしてから吊るすことが大切です。

天井フックで省スペース収納

天井フックでウェットスーツの省スペース収納

画像:pinterest.com

限られたスペースでも効率的にウェットスーツを収納したい場合は、天井にフックを取り付けて吊るす方法がおすすめです。海外のガレージやワークスペースでは、パイプや強力フックを天井に設置し、専用ハンガーでウェットスーツを垂直に吊るすアイデアがよく見られます。

この方法なら壁面や床を占有せず、空間を有効活用できるうえ、スーツ全体に風が通るため乾燥も早く、カビ防止にも効果的です。設置する際は、重量に耐えられる金具や下地を選び、吊るす高さや位置も動線を邪魔しないよう工夫しましょう。

塩ビパイプで収納ラックをDIY

塩ビパイプでウェットスーツ収納ラックをDIY

画像:pinterest.com

コストを抑えて自分好みのウェットスーツラックを作りたいなら、錆びることがない塩ビパイプを使ったDIYが海外で人気です。パイプとジョイントを組み合わせるだけで、サイズや形状を自由に設計でき、吊るすタイプや横置きタイプなど用途に合わせてアレンジ可能。

収納スペースがなくて困っている方へ

荷物がいっぱいの狭小部屋

ウェットスーツやサーフギアを自宅で保管しようにも、日本の狭小住宅ではクローゼットやガレージに余裕がない…そんな時は、トランクルームの活用がおすすめです。

お近くの室内型トランクルームを探すなら

特に注意したいのは、屋外型トランクルームの湿気問題です。海沿いや高湿度の時期は内部が結露しやすく、長期間保管するとカビや嫌なニオイの原因になります。ウェットスーツのような水分・湿気に弱いアイテムは、必ず空調付きの屋内型トランクルームを選びましょう。温度・湿度が一定に保たれるため、素材の劣化やカビ発生を大幅に防げます。

タイプ 湿気対策 カビ発生リスク ウェットスーツ保管の適性
屋外型トランクルーム 高い
屋内型トランクルーム(空調あり) 低い

特に注意したいのは、屋外型トランクルームの湿気問題です。海沿いや高湿度の時期は内部が結露しやすく、長期間保管するとカビや嫌なニオイの原因になります。ウェットスーツのような水分・湿気に弱いアイテムは、必ず空調付きの屋内型トランクルームを選びましょう。温度・湿度が一定に保たれるため、素材の劣化やカビ発生を大幅に防げます。

おすすめのトランクルームポータルサイト

屋内型トランクルームをポンポイントで探せるポータルサイトはこちらです。

.R(ドッとあ〜る)コンテナ

全国対応

公式URL:https://www.spaceplus.jp/

.R(ドッとあ〜る)コンテナは、全国に展開するレンタル収納スペースサービスです。屋外型のコンテナや屋内型トランクルームを利用でき、24時間365日いつでも荷物の出し入れが可能。季節用品や家具、書類など家庭・ビジネスを問わず幅広く活用できます。短期から長期まで柔軟に契約でき、セキュリティ体制も充実しているため安心。引越しやリフォーム時の一時保管や、趣味の道具置き場としても便利な、身近な貸しコンテナサービスです。

公式サイト

スペースプラス

全国対応

公式URL:https://www.spaceplus.jp/

トランクルーム・コンテナトランクのレンタルポータルサイト「スペースプラス」は、全国450拠点以上で屋内型・屋外型の収納スペースを提供し、月額2,520円から利用可能。24時間出し入れ可能、手続きや見積もりのオンライン対応や運搬サービスも充実しています。

公式サイト

宅配型トランクルームという選択肢も

宅トラ



全国対応

公式URL:https://www.takuhaitrunk.com/

近くに屋内型トランクルームがない場合は、宅配型トランクルームも便利な選択肢です。多くのサービスは梱包した箱単位での預け入れが前提ですが、宅トラならハンガーラックに掛けたままの状態で引き取り・保管してくれます。ウェットスーツやジャケットなど型崩れが心配な衣類にも最適です。自宅まで集荷に来てくれるため、大きな荷物を運ぶ必要もなく、シーズンオフのギア収納にぴったり。保管環境も空調管理されているため、湿気やカビの心配も少なく安心して預けられます。

公式サイト

ウェットスーツの収納に関するよくある質問と答え

ウェットスーツの収納やお手入れに関して、特に「洗い方」に関するよくある質問をまとめました。

洗い方に関するFAQ

Q:ウェットスーツは家庭用の洗濯洗剤で洗っても良いですか?

A:一般的な家庭用の洗濯洗剤は成分が強く、生地の劣化や伸縮の原因になります。そのため使用はおすすめできません。ウェットスーツ専用のシャンプーや中性洗剤を少量使うのが安全です。

Q:ウェットスーツは洗濯機で洗ってもいいですか?

A:基本的に洗濯機の使用は推奨されません。スーツが伸びたり破損する原因になるため、ぬるま湯で手洗いし、押し洗い・すすぎを徹底するのが安全です。

Q:ダイビング用のウェットスーツはどのように洗えばよいですか?

A:海水や塩分をしっかり落とすことが大切です。潜水後はすぐに真水で全体をすすぎ、裏返して乾燥させてください。直射日光ではなく風通しの良い日陰で干すのがポイントです。

Q:セミドライスーツはどうやって洗うのが正解ですか?

A:セミドライは防水性が高く乾きにくいため、特に徹底したすすぎと乾燥が重要です。内側のジャージ部分を裏返して乾かし、完全に乾燥させてから収納してください。

Q:トライアスロン用のウェットスーツはどう洗えばいいですか?

A:素材がデリケートで破れやすいため、優しく押し洗いすることが大前提です。柔軟剤や漂白剤はNG。使用後はすぐに真水で洗い、陰干しで自然乾燥させましょう。

Q:ウェットスーツに洗剤を使っても大丈夫ですか?

A:中性洗剤や専用のウェットスーツシャンプーがおすすめです。台所用洗剤や強い洗剤は生地を傷めるので避けてください。使用後はしっかりすすぎ残しがないようにしましょう。

Q:サーフィン用ウェットスーツの洗い方は?

A:サーフィン後は砂・海水をすぐに落とすことが重要です。真水で全体をすすぎ、裏返して風通しの良い日陰で乾かしてください。長時間直射日光に当てると生地の劣化が早まります。

収納に関するFAQ

Q:ウェットスーツの正しい保管方法は?

A:使用後は必ず真水で洗浄・乾燥させ、完全に乾いてから収納してください。湿気が残るとカビや臭いの原因になります。

Q:ウェットスーツの保管場所はどこが適していますか?

A:直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い室内が最適です。倉庫や押し入れにしまう場合は除湿剤を一緒に入れると安心です。

Q:保管時にカバーを使った方がいいですか?

A:通気性のある専用カバーは有効です。ただしビニールカバーは湿気がこもるため不向きです。

Q:ウェットスーツを畳んで保管しても大丈夫ですか?

A:長期間の畳み保管は折り目が残りやすいためおすすめしません。できるだけハンガーに掛けて吊るすのが理想です。

Q:裏返して保管した方がよいですか?

A:乾燥時には裏返すと効果的ですが、収納時は元に戻しておくのが基本です。裏返したままだと型崩れの原因になる場合があります。

Q:車内に保管しても大丈夫ですか?

A:車内は高温になりやすく、素材が劣化する恐れがあります。短時間なら問題ありませんが、長期保管は避けてください。

Q:トライアスロン用ウェットスーツの保管で気をつけることは?

A:素材が薄くデリケートなため、特に折り目や圧力に弱いです。必ず太めのハンガーを使い、直射日光の当たらない場所に吊るして保管してください。

Q:ダイビング用ウェットスーツはどう保管すればよいですか?

A:塩分が残ると劣化を早めるため、洗浄後に十分に乾燥させてから保管してください。長期保管には専用カバーや除湿対策が有効です。

Q:ハンガーに掛けて保管する際の注意点は?

A:細いハンガーだと肩部分が伸びやすいので、ウェットスーツ専用の太いハンガーや、肩幅が広いハンガーを使用してください。

 


 
さいごに まとめ

ウェットスーツを長く快適に使うためには、日々の洗浄・乾燥・保管の積み重ねが何より重要です。
特に湿気やカビは大敵で、保管環境を間違えると性能低下や劣化を招きます。
自宅での保管が難しい場合は、空調管理された室内型トランクルームや、ハンガーラックのまま預けられる宅配型サービス(宅トラなど)を活用するのも有効です。
季節ごとの適切なケアと環境づくりを心がけて、大切なスーツを次のシーズンも最高の状態で迎えましょう。

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